ノミのサーカス
2009年 12月 11日
手軽に遊べるカードゲーム『ノミのサーカス』。
作者は、僕が大好きなカードゲーム『交易王』を
作ったライナー・クニツィア。
たくさんの素晴らしい作品を生み出している
名クリエイターですが、なぜか彼の作品をプレー
する機会に恵まれず、今作でやっと2つ目。
ノミたちのサーカスがやってきました!
出し物を集めて興行を成功させましょう!
【3〜5人用/プレー時間:約15分】
3人〜となってますが、2人でも遊べます。
もちろん多い方が楽しいのは言うまでもないですが。
手順はいたって簡単。
全てのカードをシャッフルし、伏せて山札に。
手番のプレーヤーはその山札を上から1枚ずつ
めくっていき、欲しいカードが出たらそれを
1枚取って手札にして手番終了。
欲しいカードが出るまで何枚でもめくれますが・・・
もし、すでに表になっているカードと同じ色の
カードをめくってしまったらアウト!
何も得られず手番終了なのです。
最終的に得点になるのは手札の中から
“各色の最も大きい数字”のカードのみ。
写真の状態だと白の4は計算されません。
その他に“同じ数字のカード3枚”を揃えて
場に出しておけば1セットにつき10点加算。
つまり、0や1など小さい数字も集めておけば
大きな追加点になるわけです。
勝敗を決める点数計算のルールはたったこれだけ。
最初はなんとなく適当に大きな数字のカードを
取っては無難に抜けていくのですが、手札が充実
してくると自ずと欲しいカードも絞られてきます。
そうなると「あと1枚、あと1枚・・・」と山札を
めくっていき・・・
めでたくお目当てゲットか? はたまたドボンか?
他プレーヤーの手番も見ていてハラハラします。
さらに、山札に混ざった3種のアクションカードが
ゲームにアクセントをつけてくれます。
左【新しい出し物】
このカードをめくったプレーヤーは、すでに
出ている色と同じ色が出るまでカードをめくる
ことができ、その中から好きなカードを獲得。
中【出し物を取る】
このカードをめくったプレーヤーは、他の人
1名を指名し、その人の手札を1枚奪取。
右【出し物のおねだり】
このカードをめくったプレーヤーは、まず
自分が欲しい色を宣言し、他の人がその色を
持っているか尋ねていきます。尋ねる順番は
時計回りか反時計回りで、持ってる人は必ず
1枚差し出さなければなりません。
誰かが1枚出したら終了なので順番は重要です。
山札が無くなったらゲーム終了。
また、10色全て手札に揃えたプレーヤーは、それを
宣言することでゲームを終了させることもできます。
大人と子供がほぼ同じレベルで楽しめる上に、準備の
手間がほとんどかからず即座に遊べる利便性を持った
素晴らしい作品♪
非常にシンプルな構成・ルール・手順でしっかりと
考え所を持たせる手腕はさすがクニツィア。
この人の他の作品ももっと遊んでみたくなりました♪