現代藝術
2010年 03月 16日
クニツィア作の傑作競りゲームとして名高い
『モダンアート』の中国語版『現代藝術』。
モダンアートは以前から欲しくて、いつか買おうと
思ってました。で、いざ買いに行くと売り切れ(笑)
そんなときこの現代藝術の存在を知り、内容は一緒だし
見た目も和風好きなウチ好み♪(和じゃないけど・・・)
ということで思いきってこちらを購入してみました。
中国版ってことで先入観から「作りがチープなのでは?」
などと少し心配してましたが、カードにもチップにも
バラけないように保護する透明カバーが付いていたりして
ヘタなドイツゲームより配慮されてて素晴らしい♪
ゲーム内容は上記モダンアートのリンク先などを参照して
もらうとして、注目は中国色に完全リメイクされた内容物。
手札として競売にかける“絵画カード”
このゲームは5人のアーティストが登場し、それぞれの
作品をカードに記された方法で競売にかけていきます。
本家モダンアートの方はアーティストごとに非常に
個性的でカラフルな作品群がカードになってますが、
こちらは実在する中国作家たちの水墨画や山水画等々。
この絵画カードが実に素晴らしい!素晴らしすぎる!!
1枚1枚すべて違う絵画が描かれてて印刷もキレイ。
ゲーム前にじっくり鑑賞したくなるほどの出来映えに
書道やってる嫁さんの目も輝いてました♪
ただ、モダンアートをプレーしてる人にとっては
このカードは非常に視認性が悪いと思います。
モダンアートではアイコン化されてた競り方法が
こちらは中国漢字で表記されてますし、作家を
判別するのもカード左肩の円の色だけ。
でも、個人的には細部まで全体の表現を統一し、
雰囲気作りを優先した潔いデザインワークには
かなり好感を持ってます。
トップ写真にも使用した、プレーヤーの手元を隠す
“衝立て”も実在する中国の美術館型。
細かく切り抜かれた輪郭にこだわりを感じますね(笑)
作家別の価値を表すメインボードと評価チップも
これまた視認性については微妙で・・・
特に評価チップは『壱拾萬圓』など価格が書かれている
わけですが、遠目で見るとサッパリ(笑)
これはプレーヤーが売買に使用する貨幣チップも同様で
こちらは色分けこそ成されてますが、やはり慣れるまで
パッと見では判別しづらいです。
そんなわけで、このテイストがよほど好きでもない限り
特にオススメはしませんが、ゲーム内容は評判どおり
文句なしの面白さ!
本来は3〜5人用ですが、ボードゲームランドさんで
紹介されている2人用バリエーションルールを導入して
嫁さんと楽しくプレーできました♪
大差で負けましたけど・・・(汗)
どうも金銭が絡むと勝てませんね・・・
ましてや競りですから互いの性格がモロに出てました。
やはり僕はゲームでも無駄遣いが多くて(笑)
【追記】
現代藝術を遊んでみて「やっぱクニツィアすげー!」
ということで、今わが家は“クニツィアブーム”。
名作『メンバーズオンリー』のリメイク『グレン画廊』と
ドイツが生んだ有名な和ゲー『サムライ』が待機中。
どちらもプレーするのが楽しみです♪