サンフランシスコ・ケーブルカー
2011年 01月 27日
去年の夏前に初めてドイツAmazonを利用し購入した
『サンフランシスコ・ケーブルカー』
【2〜6人・プレイ時間約45分】
わが家で好評な『アルハンブラ』のディルク・ヘン作、
1997年に発売された『メトロ』のリメイクです。
メトロは2000年ドイツゲーム大賞ノミネート作品。
個人的にメトロのビジュアルはちょっと微妙なんですが
テーマを変えて、非常に美しくよみがえりました♪
国内流通は無かったようですが、オビ湾さんのブログで
和訳ルールを公開してくださってたので購入。
基本ルール自体はメトロと同じですが、今作だけの
拡張ルールがあるので和訳はありがたかったです!
メインボード、かなりデカいです・・・
8×8のマス目の外周にはケーブルカーの駅、
中央にドカーンとあるのはパワーステーション。
ゲーム内容は非常にシンプルで、マス目に
複数の線路が描かれたタイルを配置していき
自分のケーブルカー路線をできるだけ長く
繋げていって得点を稼ぎます。
まず、外周に各プレイヤーのコマを配置。
2人プレイだと写真のように2色を互い違いに
ぐるっと一周置いていきます。
コマが置かれた駅が“出発駅”で、隣接してる
何も置いてない駅は“終着駅”を表します。
シャッフルして山にした“線路タイル”から
各プレイヤー1枚ずつ引いて手元に。
手番では、手元のタイルか山から新たに
引くかして1枚ボードに配置します。
手元のタイルを使った場合は最後に山から補充。
手元のタイルをキープし、山から引いた場合は
必ずそれを配置しなければなりません。
手番にすることはこれだけです。
タイルが置かれていき、自分の色の出発駅と
いずれかの終着駅が線路で繋がったら得点。
写真だと左上の黄色の出発駅が右下の終着駅と
繋がったので、線路タイルの枚数分3ポイントを
黄プレイヤーが獲得します。
線路だけでなく街並まで繋がるタイルの絵柄が
何とも素晴らしい!
自分の路線はより長く、他の人の路線はより短く
繋がるよう迷路を作っていくパズルゲームです。
パワーステーションと繋がった路線は得点2倍!
ここの奪い合いがこのゲームの一番面白いところ♪
なるべく遠回りして繋げたいので、あっちへこっちへ
線路を無理矢理延ばそうとするんですが、他の人の
置いたタイルで付近の駅に終着させられたときには
思わず「近っ!」と叫んでしまいます(笑)
全タイルが置かれボードが埋まったらゲーム終了。
タイルを1枚ずつ置いて得点するだけの極めて単純な
ゲームなんですが、妙な中毒性があります。
どんどん路線が延びていったときのワクワク感や
途切れたときの相手のガッカリ顔が純粋に楽しい♪
線路の入り組み具合が尋常じゃないんで、予想外の
駅が繋がったり、こっちを延ばしたらあっちが短く
終わってしまうといったジレンマが発生したりと
毎回いろんな展開が生まれるところも良いです。
嫁さんも「面倒臭くないし面白い♪」とのこと(笑)
ちなみに拡張では、全8色のケーブルカーが登場。
これらは誰のものでもなく8つの鉄道会社を表します。
プレイヤーは、開始時に各社10〜40%まである
株券を手札に持って、基本ルールと同様に線路を
繋げていき、自分が持っている会社株の路線を
より長く延ばして高い配当を得ることが目的。
こちらは、実はまだ未プレイだったりするので
今度ぜひ遊んでみようと思います。