バイオハザード・デックビルドゲーム
2011年 07月 06日
すっかりお馴染みのテレビゲーム『バイオハザード』を
テーマにしたカードゲーム。
Resident Evil Deck Building Game
【1〜4人・プレイ時間約60分】
テレビゲームの方は大の苦手で、プレイしたのは確か
3あたりまでだったかなぁ・・・?
ともかくまともにクリアした試しがないシリーズ。
なので、キャラクターとかもよく知りません(汗)
じゃ何でコレ買ったのか?というと、同じデッキ構築
ゲーム『サンダーストーン』の戦闘部分が面白くて、
今作も非常によく似た感じだったこと(ソロ可だし)
あとはグラフィックがカッコ良かったことですかね♪
箱を開けると、まず透明のトレーにカードが。
こんなふうに収納するのかと思いきや、このトレーは
出荷時のためだけのもので・・・
実際はこのように分類して内箱に差し込みます。
一応ミゾが付いててカードが混ざらないようになって
ますが、このミゾの間隔が狭くて枚数が多いカードは
端が痛んでしまいそう・・・
もっと都合の良い内箱を自作しようと思ってます。
まずプレイヤーは、男女5人ずつ計10人の中から自分が
担当するキャラクターをひとり選択。
各キャラクターは体力の最大値とレベルアップで発動
する特殊能力が異なります。
例えば、バイオ5ペア「クリス」と「シェバ」の場合
クリスの最大体力は120(右上の表記)
レベル1:クリーチャーの攻撃以外ではダメージを
受けないが、回復アイテム無効。
レベル2:クリーチャーとの戦闘に用いる武器1つだけ
追加ダメージ+5。
シェバの方は最大体力80
レベル1:ターン中一度だけ手札の1枚を山札の一番
上の1枚と交換できる。
レベル2:全てのライフル使用時の必要弾薬数-20
・・・などとなっており、レベルはクリーチャーを
倒して得られる勲章で上がります。
レベルの横の数字が必要な勲章。クリスのレベル1は
必要経験値0なので、スタート時からレベル1状態。
デックビルドの名のとおり、ゲームの流れそのものは
『ドミニオン』や『サンダーストーン』とほぼ同じ。
武器16種、アクション12種、弾薬3種、回復3種から
1回のプレイで選ぶカードは18種類。
これらを中央に並べて『リソースエリア』とします。
(写真は“最初のシナリオ”と題されたセット)
一見多く感じますが、ほとんどのカードが5枚前後しか
ないので、プレイヤーが増えればあっという間に完売!
その分各自のデッキ構成に違いが出てきます。
カード右上の数字がそのカードの価格。
右端の赤いカードは最も重要な『弾薬』で、これは
文字どおり武器を使用するための弾薬であり、同時に
カードを購入するための資金にもなります。
青いカードは『アクション』。行動回数を増やしたり
手札や山札を操作したり、様々な特殊効果を発動。
左下の緑色のカードは『回復:グリーンリーフ』
手札から破棄する事で自分のキャラの体力を20回復。
黒いカード『武器』は、カードの一番下の部分、左の
数値が使用に必要な弾薬数、右が敵に与えるダメージ。
その他、武器によっては特殊効果付きのものも。
(手榴弾は両隣のプレイヤーにもダメージ等)
そして、これがクリーチャーが潜む『洋館デッキ』
ほとんどがクリーチャーカードですが、中に数枚だけ
超強力アイテムも混ざってます。
クリーチャーの数値は、左が体力、中が倒せなかった
ときにプレイヤーが受けるダメージ、右が勲章。
スタート時のデッキ構成は
ハンドガン1枚、コンバットナイフ2枚、10の弾薬7枚
この10枚を裏向きにシャッフルして山札に。
上から5枚取って手札にします。
BGGにアップされてた秀逸なデキのプレイヤーマット♪
左がキャラカード、中が捨て札置場、右が山札置場で
上段にはライフ表示付き。
このゲーム、コンポーネントはカードのみ。
キャラクターの体力は紙とペンを用意してメモるよう
ルールブックに明記されてますが、ちょっとねぇ・・・
というわけで、僕は透明のライフカウンターを配置して
体力を表示してます。
手番でできることは
■アクション
手札からアクションカードを1枚出して効果を適用。
出したカードは自分の前(プレイエリア)へ置く。
■アイテム
手札からアイテムカードを出して使用する。
複数のアイテムがある場合、何枚使ってもOK。
使用後は破棄する場合が多い。
このゲームでの“破棄”は、リソースエリアの同種の
山札の底に戻ることで、除外はされません。
■キャラクターの特殊能力発動
能力によって発動できるタイミングは異なる。
上記のクリスのように常時発動している能力もある。
■カードの購入
手札から価格分の弾薬カードを出し、場の18種類の
カードの中から1枚購入する。
出した弾薬カードはプレイエリアへ置き、購入した
カードは捨て札置場に。
■洋館の探索
手札から使用する武器・弾薬カードをプレイエリアへ
出してから、洋館デッキのカードを1枚めくる・・・
武器のダメージが出現したクリーチャーの体力以上なら
無事倒したことになり、勲章獲得。
そのクリーチャーカードは、キャラクターカードの下に
重ねておき、勲章はキャラのレベルアップと同時に
ゲーム終了時の勝敗も決める。
倒せなかった場合、こちらがダメージを受けて体力減少。
クリーチャーは洋館デッキの最下に戻される。
この時、キャラクターの体力が0以下になったら、手札・
捨て札・山札を全てシャッフルして新たな山札を作って
次のターン1回休み。復帰時に体力-20。
以上5つの行動をプレイヤーの任意の順番で実行可能。
(5つ全て実行する必要はありません。そこも任意)
各行動は基本的には一手番に1回ずつですが、カードの
効果などで回数を増やすことができます。
“任意の順番”ということで、例えば洋館の探索時に
プレイエリアに出された弾薬カードは、その手番で
引き続き購入にも使用できますし、逆に購入に用いた
あと洋館の探索を実行しても同様に扱われます。
行動が終了したら、プレイエリアのカードを全て
捨て札置場に重ねて、山札から5枚取り手札にして
手番終了。山札が尽きたら捨て札をシャッフルして
山札にするのも他のデッキ系と全く同じです。
単純に数値の種類が少なく、非常に遊びやすいです。
予め出現してる敵に対して装備を選択するのではなく
しっかり武器を携帯してから、何が出るかわからない
洋館の扉を1枚開ける緊張感は、元ゲームの雰囲気を
よく表現してますね。ソロでも充分楽しめる♪
また、モードが充実してるのも元ゲーム同様。
規定のターン数で勲章を競う『マーセナリーモード』
(写真のボードもBGGより。素晴らしい!)
アイテム『砂時計』でターンを稼いだり、毎ターン
連続でクリーチャーを倒すことでコンボボーナスを
発生させたり、2対2でのチーム戦も!基本とはまた
ひと味違うプレイ感。
そして、極めつけは対人戦『バーサスモード』
洋館探索の代わりに他のプレイヤーを攻撃!
1回倒すごとに勲章1つ獲得し、3つ先取で勝利。
このモードに限り勲章1つにつき1レベルアップ!
同系のゲームはたくさん出てるし、正直言って過度の
期待はしてなかったんですが(笑)気に入りました♪
数値や効果が盛り沢山だとそれはそれで考え所も増えて
面白いですが、このシンプルさはかなり爽快です。
カードテキストもそれなりにあるけど、この程度なら
和訳シール作らなくても別紙一覧表でいけるかなと。
やはり唯一の問題は収納だけですねぇ・・・
“バイオパンツ”作ろうかなぁ。