カラフルミミズ
2011年 12月 06日
今年のドイツ年間キッズゲーム大賞受賞作。
土の中を進むミミズたちのレースゲーム。
『もぐりイモムシ』というタイトルでも紹介されてます。
【2〜4人・プレイ時間約15分】
昨年のキッズ大賞『ドラゴン・ディエゴ』も面白そうな
タイトルでしたが、機会を逸して何となくスルー・・・
一昨年の『魔法のラビリンス』は今もわが家の定番。
2人の娘はまだ6歳と3歳なので、キッズゲームの需要は
今後もしばらく健在です。
色鮮やかな植物や小動物が描かれた地面ボードと土の中が
描かれたボードの2枚。
地面ボードは“花畑”と“苺畑”の所に穴が空いてます。
4色のミミズが潜るルートは、それぞれ溝になっていて
ここを一直線にずんずん突き進んでいきます。
土の中のディテール表現も非常に凝ってますね。
土の中を隠すようにもう一枚の地面ボードを重ね合わせて
ズレないように四隅を木製ピンで固定。
カラフルな6色のタイルと色に対応したサイコロが1個。
タイルは1cm刻みで1〜6cmの長さ。これらが各10枚。
ミミズの頭と花と苺、3種1セットのミミズタイル。
各プレイヤーは色を選んで1セット受け取ります。
頭のタイルを同じ色の尻尾が出てる溝に押し入れたら
準備完了。花と苺のタイルは手元に持っておきます。
手番になったらサイコロを振り、出た目の色のタイルを
1枚取って自分の色の溝に押し入れます。
すると、言うまでもなく最初に入れておいた頭タイルが
前へ押され、地面の下をミミズが進んでいくわけです。
これを繰り返して、いずれかのミミズが土の中から顔を
出したらゲーム終了。
しかし、これだけでは単なる運まかせのレースゲーム。
手元の花と苺のタイルを使って、それぞれの地点をどの
ミミズがトップ通過するか賭けることができます。
花畑と苺畑にある穴から、どのミミズが最初に顔を出すか
予想して自分のタイルをボード上に配置しておきます。
見事予想が当たったプレイヤーは即座に配置したタイルを
自分のミミズに追加で差し込むことができるのです。
花、苺タイルを賭けられるのは自分の手番中のみですが
それぞれの穴からミミズが顔を出す前ならタイミングは
自由なので、どこまで待つか?待てるか?が決め手。
絶対1位通過すると思ってたミミズが賭けた途端に失速!
なんてこともよく起こります(笑)
基本ルールでは、最初に土の中から顔を出したミミズが
優勝なのですが、ボードの端っこをゴールにすることで
少しだけプレイ時間を長くして、最後のデッドヒートが
楽しめるバリエーションルールもあります。
そして、終了後に地面ボードを取り外すと・・・
カラフルミミズの出来上がり〜♪
これはもう見事としか言いようがないデザインですね。
子ども心をくすぐるテーマと見た目の良さはもちろん、
何より小さい子でも難なく扱える仕掛けが素晴らしい!
納得のキッズゲーム大賞。
シンプルな賭けの要素を入れることで、他の人の応援も
しなきゃいけない場面が発生する点も面白い♪
わが家でも娘たちが一目で気に入って大盛り上がり!
1ゲームが15分程度なので、一度始めると4連戦とか
当たり前なんですが、サイコロ運ならではの難点が・・・
青色の目(1cm)が続くと確実に機嫌を損ねます(汗)
そこはもうどうしてあげようもないので、遊ぶ前に
しっかりインストしておくことをオススメします(笑)
by samune_3
| 2011-12-06 11:29
| ボードゲーム