ティップキック
2012年 04月 02日
ドイツで85年以上の歴史があるサッカーゲーム『ティップキック』
ボタンを押すと右足を前へ蹴り出す金属製のフィギュアを使って
相手ゴールにボールを入れるテーブルゲーム。
国内ではフォルクスマークトや百町森などで扱われています。
【2人用・プレイ時間5分ハーフ前後半】
実物を見たことも触れたこともない全く初めてのゲーム。
まずは手始めに、購入してすぐ始められるセット製品の中から
ウチは娘2人なので『女子W杯開催記念エディション』を選択。
箱を開けると、ピッチを取り囲むプラスチック製広告フェンス、
フェルト製のピッチ(80x56cm)など、何もかもが新鮮!
広告フェンスを組んでピッチに固定し、ゴールを取り付けたら
迫力ある立派なサッカーグラウンドが完成。
ドイツ代表、ブラジル代表っぽいユニのキッカーとキーパーが
各1体ずつ(もちろん女子)、専用ボールが2個付属。
これらフィギュアの操作はボタンを押すだけ。
キッカーは頭の赤ボタンを押し込むと右足を前に蹴り上げて
ボールをキックします。
キーパーはゴール裏の操作ボックスの2個のボタンを押すと
押したボタンの方向に90度倒れて横っ飛びセーブ!
キックオフ時に白か黒か自分が担当する色を決めます。
試合中はボール天面に出てる色のプレイヤーがオフェンス。
つまり同じ色が出ている間はずっと攻撃し続けられます。
守備側は、ボールの位置からキッカーの身長2体分の距離を
取って自分のキッカーを配置しディフェンス。
そのとき守備側のプレイヤーはシュートを阻止するため
キーパーの操作をすることになります。
なお、自陣ペナルティーエリア内には守備キッカーを配置
できないので、エリア内ではキーパーとの1対1です。
細かいルールは基本的にサッカーに準ずる部分が多いですが
キックオフ、ゴールキック、サイドラインからボールが出た
ときのキックイン時は直接ゴールを狙ってはいけません。
試合時間は5分ハーフの前後半。
ティップキックには足首の形状が異なる3種類のキッカーが
存在し、セットに入っているのは標準的なキッカーのみ。
別売りで様々なクラブ、各国代表チームモデルがラインナップ。
公式戦では1チーム3種のキッカーを状況に応じて使い分けて
試合を展開していきます。
左:スターキッカー『日本代表2012』
中:トップキッカー『ACミラン』
右:標準キッカー『女子W杯セット』
見てのとおりの形状の違いで、それに伴ってボールの軌道も
全く変わってきます。
ボールの角度や足との位置関係にもよりますが・・・
スターキッカーだとこういうイメージ。
ボールを高く蹴り上げて守備の頭上を軽々越えていきますが
ボタンの押し具合で相当高く飛んでしまい、ピッチ外に出て
しまうので加減が難しく、着地時のバウンドも大きいです。
トップキッカーは足の振り幅が小さく、前方に早いボールを
蹴り出すので言うまでもなくシュート向きです。
足首の形も平らで安定してますが、ミートする範囲が狭い分
狙いどおり真っすぐ蹴るのが難しいです。
標準キッカーは足首が丸いのでボールの軌道が不安定ですが
そこを上手く使いこなせば予測できないシュートが打てそう。
・・・と、こんな感じで各キッカーには一長一短があります。
専用ケースに入った姿はコレクター欲をかき立てられます♪
まずはその鮮やかで美しいグリーンのピッチに目を奪われ、
なんともわかりやすいシンプルな操作と抜群のサッカー感に
僕も家族も開封するなり無我夢中!
特に普段は丸っきりサッカーなんぞには興味ない嫁さんが
ゴール脇を霞めた自分のシュートにのけ反り、さらに自らの
スーパーセーブに絶叫して歓喜する姿にはビックリ(笑)
本場ドイツではプロリーグも存在するほどの人気ゲーム。
練習すればするほど上手くなる奥深さは、まさにサッカー!
長女がひとり黙々とフリーキック練習をしてる後ろ姿には
正直感動を覚えました♪