ティキトップル
2009年 11月 11日

ボードゲーム『ティキトップル:Tiki Topple』
わが家ではデジタルゲームよりアナログゲームの方が
はるかに好まれる傾向にあります。
(結局TVゲームするのは僕くらいのもんで(汗))
今回紹介するボードゲームも嫁さんがえらく気に入って
購入後連日プレーしてる秀作です♪

【2〜4人用/定価2,400円/プレー時間:約20分】
シュミット社がお手軽に楽しめるゲームを安価で
展開している“EASY PLAY”シリーズ。
このシリーズを購入したのは初めてですが、短時間で
サクッと遊べるゲームは何かと重宝します。

箱を開けてまず目につくのがカラフルな“ティキ”たち。
材質はいまいちよくわかりませんが、木製ではなく
ある程度の重量があり、持ったときの感触が良いです。
それぞれに独特の表情と名前が彫ってあって安価な割に
よく出来てます。

ボードには、このティキを縦に並べられる溝があり、
周囲には得点マスが描かれています。
ちょっとした法則に従ってティキを並べ、得点コマを
スタート地点に置いたらボードの準備は完了。

そして、手札となる“移動カード”。
写真の9枚をワンセットとして(人数分4色あり内容は
各色まったく同じ)自分の色のカードを受け取り、
これらを伏せた状態でランダムに2枚引いて伏せたまま脇へ。
残った7枚が手札となります。(2人プレーの場合)
このカードに示されているのは“ティキの位置換え”。
例えば右上の“−2”は任意のティキを2つ分下へ移動、
左下の“←→”は任意のティキ2つの位置を入れ替え、
そして右下の“×”は一番下にあるティキ1つを排除
といった具合になっていて、×カードと1UPのカードのみ
2枚ずつあります。

続いて、各自“目的カード”を1枚ずつ受け取ります。
このカードに描かれているのは上から1〜3番目の
ティキの色と得点。写真の例だと
・オレンジが1番上なら9ポイント
・アカが1番か2番目なら5ポイント
・ピンクが1〜3番目にあれば2ポイント
各プレーヤーは自分の目的カードを非公開として
なるべくそこに描かれた状態で終われるように
移動カードを駆使してティキを動かすのです。

適当に順番を決めたら、手番では移動カード1枚を
プレーしてティキを動かします。
7枚全て使い切ったら終了なので、それまでに
自分の目的の状態に近づけなければなりません。
緑のプレーヤーの目的は“ミドリのティキをトップに”
ですが、スタート時ミドリのティキは1番下・・・
ここでもし赤のプレーヤーが“×”の移動カードを
プレーしたら、いきなり最高得点のティキがゲームから
排除されてしまうのです!
そうなってしまうとゲームにならないので×カードに
限っては、各自最初の手番ではプレーできないことに
なっています。
移動カードは全て使い切らなければならないので
もし2人のプレーヤーがそれぞれ手札に×カードを
2枚ずつ持っていたとしたら下位4つのティキは
終了までに必ず排除される計算になります。
互いの目的とするティキは非公開ながらも動向を
見ていればだいたい目星はつくわけで、
相手は何色をトップにしたいのか?
自分の目的の色を押し上げるには?
どのタイミングでどの移動カードを使うか?
刻々と変化する状況に悩みは尽きません。

互いの手札がなくなったら終了し、目的カードを
公開して得点を計算します。
ここまでを1ラウンドとし、2人プレーの場合は
4ラウンドやって合計得点で勝負を決めます。
自分の思惑を達成するために毎手番考え込むことに
なるわけですが、相手の出方がわからないので
先々の計画を立てようと長考しても無意味。
慣れれば1ラウンド数分でサクサク進みます。
ルールはシンプル、終始緊張感が続き、短時間で
収束するのに遊んだ感もしっかり味わえて、
2人プレーでも充分面白い素晴らしいゲームです♪
by samune_3
| 2009-11-11 15:43
| ボードゲーム

