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B型デザイナー・タカの趣味日記


by samune_3
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トバゴ


トバゴ_c0210371_15463598.jpg


ボードゲームする相手もテレビゲームする時間も
ないくせに、それぞれ確実に増えております(笑)

今回紹介する『トバゴ』はつい最近の新作ですが
発表されたときから目が釘づけ♪
とにかくコンポーネントが素敵すぎる作品です。






トバゴ_c0210371_1554256.jpg


神秘的な島を舞台にお宝探し!
在処のヒントは探検家全員が握ってる?!

【2〜4人用/プレー時間:約60分】


凝ったコンポーネントで有名なZoch(ツォッホ)社の
ゲームは、以前サムネ。で紹介した『ナイアガラ』以来。

例にもれず、今作の内容物も素晴らしい!
箱を開けた瞬間からワクワクできます♪



トバゴ_c0210371_1641321.jpg


プレーヤーが操る各色の4WDやヤシの木など木製コマの
出来も良さは言うまでもなく、スゴいのは3体の石像。
本当に石で出来てます(笑)これにはビックリ!


トバゴ_c0210371_16151630.jpg


3枚に分割されたマップを繋ぎ合わせると巨大な島が出現。
これらはそれぞれ表裏に異なるマス目が印刷されており、
プレー毎に地形を変化させて楽しむことができます。

マップ上に3つの石像とヤシの木、4つの小屋を配置。



トバゴ_c0210371_1625188.jpg


各プレーヤーは自分の色の4WDとマーカーを受け取り、
4WDを島の任意のマスに配置します。どこでもOK。


トバゴ_c0210371_16271997.jpg


そして、手札となるカードを配ります。

このカードに記されているのが、実は“宝の在処”。
「森林に隣接したマス」「石像の周囲2マス」とか
逆に「山岳地には無い」「湖に隣接したマスには無い」
などなど、それぞれが宝の地図の切れ端というわけ。


手番でプレーヤーができることは

【手札のカードをプレー】
 1枚選んで場の4種のお宝キューブ(後述)に
 任意で配置し、山札から1枚取り手札に補充。

【4WDの移動】
 1回の移動ポイントは3。同じ地形内なら
 何マス進んでも1ポイントで移動可能。

この2つの内いずれかひとつだけ。



トバゴ_c0210371_16394592.jpg


島に眠る宝は4種類。
あらかじめ、場にはそれぞれの宝を表す4色の
キューブを分けて置いておきます。

まずカードの山札の上から各自1枚ずつ引いて
好きな色のキューブの下に配置し、カードには
自分が配置した事を示すマーカーを置きます。

これで白色の宝は「草原には無い」、灰色の宝は
「山岳地にある」ということが確定したのです。


この後、それぞれの手番をこなしていきます。



トバゴ_c0210371_16512533.jpg


手札のカードをプレーする場合は1枚選んで
4色のキューブの下に配置していきます。
基本的にはどこに置いてもOK。
ですが、すでに出ているカードの下に続けて
置く場合、ヒントを打ち消すような置き方は
できません。

つまり「山岳地にある」のカードに続けて
「山岳地に無い」は当然ですが置けません。


写真だと、灰色の宝の在処がしぼられてきました。
「山岳地にある」「森林に隣接」そして一番下の
カードは「島で最も大きな山岳地」を示しています。


トバゴ_c0210371_1743189.jpg


ある程度しぼられたら該当するマスにキューブを
配置します。これが1コになったとき、そこにお宝が!

赤プレーヤーはかなりお宝に近い場所にいます。



トバゴ_c0210371_17191777.jpg


灰色のお宝がほぼ赤プレーヤーの手中にあると
判断した青プレーヤーは、白色のお宝を出来るだけ
自分の有利な位置に持ってこようと手札をプレー。

ヤシの木は島に3本しかないので、このカードは
かなり在処をしぼり込めるわけです。


トバゴ_c0210371_17215327.jpg


結果、白色のお宝の在処候補はこのように。
ここからどこまでしぼっていけるかは自分の手札と
相手の出方次第です。



さて、なかなか1マスに在処が確定しないまま
ゲームは進み・・・


トバゴ_c0210371_172615100.jpg


結局、青プレーヤーも協力する形で灰色のお宝の在処確定。


トバゴ_c0210371_17275668.jpg


赤プレーヤーが難なくこのマスに到達、お宝ゲット!
宝に到達したプレーヤーはその宝のカード列の一番下に
自分のマーカーを1個置きます。

そして、いよいよお宝獲得♪




トバゴ_c0210371_17314733.jpg


宝を表す『お宝カード』。2〜6金の価値のものと
その他に呪いカードが混ざっています。

お宝は“その宝を探すヒントを出した人全員で分配”
つまり灰色のお宝にカードを配置したプレーヤーは
その枚数に応じて配当があるのです。


トバゴ_c0210371_17485658.jpg


まずは各々マーカーの数だけ山札からお宝カードを
引いて自分だけ内容を確認します。
今回の場合は赤プレーヤー4枚、青プレーヤー2枚です。

確認したらそれらを回収し、さらに山札から2枚
追加して全て伏せたままシャッフルします。

計8枚となったお宝カードを上から1枚ずつめくり、
各プレーヤーはそのカードを獲得するかしないかを
選択していきます。
誰も取らなかったお宝カードは捨て札に。
最後に余ったカードもやっぱり捨て札です。


最終的に獲得できる枚数は自分のマーカーを置いた数
だけなので、事前に自分だけが確認したお宝の価値に
よってめくられたカードを獲得するかどうか悩みます。

「自分が見たお宝はショボかったけど、もしかしたら
 もっと高価な宝が入ってるかも・・・」

「凄いお宝を見た!あれが出るまで他は取らない!」

しかし、ここで恐いのが“呪いカード”の存在。
もしこのカードがめくられたらカードが何枚残って
いようが、宝の分配はその時点で終了!
全く収穫なしに終わることもあるのです。



トバゴ_c0210371_928319.jpg


こうして無事お宝が発見され、宝の分配が済んだら
島に点在する3体の石像をそれぞれ60度回転!
石像の目線を一直線に辿った海岸に『アミュレット』が
出現します。
このアミュレットは、4WDをそこまで移動させると
獲得することができ、使用すると手番を連続で行えたり、
マップ上のキューブを1コ除外できたりと様々な
特殊効果を発揮できます。





このゲーム、かなり気に入ってしまったせいで
ついつい写真をいっぱい撮ってしまいました・・・

ルールとテーマの調和が素晴らしい傑作!
人数を問わず、全ての行程でプレーヤー同士の
絡みがあるところが特に良いですね。

時に協力して宝の在処を突き止めたかと思えば、
「森林にはありませ〜ん!」などと言って誰かの
思惑を否定するカードを出すのも気持ちいい(笑)


4WDで島中を疾走し、ライバルとの協力と競争、
神秘の石像とアミュレット・・・
トレジャーハンティングモノの醍醐味を詰め込んだ
今一番のオススメゲームです!
by samune_3 | 2009-12-08 17:59 | ボードゲーム