トバゴ
2009年 12月 08日
ボードゲームする相手もテレビゲームする時間も
ないくせに、それぞれ確実に増えております(笑)
今回紹介する『トバゴ』はつい最近の新作ですが
発表されたときから目が釘づけ♪
とにかくコンポーネントが素敵すぎる作品です。
神秘的な島を舞台にお宝探し!
在処のヒントは探検家全員が握ってる?!
【2〜4人用/プレー時間:約60分】
凝ったコンポーネントで有名なZoch(ツォッホ)社の
ゲームは、以前サムネ。で紹介した『ナイアガラ』以来。
例にもれず、今作の内容物も素晴らしい!
箱を開けた瞬間からワクワクできます♪
プレーヤーが操る各色の4WDやヤシの木など木製コマの
出来も良さは言うまでもなく、スゴいのは3体の石像。
本当に石で出来てます(笑)これにはビックリ!
3枚に分割されたマップを繋ぎ合わせると巨大な島が出現。
これらはそれぞれ表裏に異なるマス目が印刷されており、
プレー毎に地形を変化させて楽しむことができます。
マップ上に3つの石像とヤシの木、4つの小屋を配置。
各プレーヤーは自分の色の4WDとマーカーを受け取り、
4WDを島の任意のマスに配置します。どこでもOK。
そして、手札となるカードを配ります。
このカードに記されているのが、実は“宝の在処”。
「森林に隣接したマス」「石像の周囲2マス」とか
逆に「山岳地には無い」「湖に隣接したマスには無い」
などなど、それぞれが宝の地図の切れ端というわけ。
手番でプレーヤーができることは
【手札のカードをプレー】
1枚選んで場の4種のお宝キューブ(後述)に
任意で配置し、山札から1枚取り手札に補充。
【4WDの移動】
1回の移動ポイントは3。同じ地形内なら
何マス進んでも1ポイントで移動可能。
この2つの内いずれかひとつだけ。
島に眠る宝は4種類。
あらかじめ、場にはそれぞれの宝を表す4色の
キューブを分けて置いておきます。
まずカードの山札の上から各自1枚ずつ引いて
好きな色のキューブの下に配置し、カードには
自分が配置した事を示すマーカーを置きます。
これで白色の宝は「草原には無い」、灰色の宝は
「山岳地にある」ということが確定したのです。
この後、それぞれの手番をこなしていきます。
手札のカードをプレーする場合は1枚選んで
4色のキューブの下に配置していきます。
基本的にはどこに置いてもOK。
ですが、すでに出ているカードの下に続けて
置く場合、ヒントを打ち消すような置き方は
できません。
つまり「山岳地にある」のカードに続けて
「山岳地に無い」は当然ですが置けません。
写真だと、灰色の宝の在処がしぼられてきました。
「山岳地にある」「森林に隣接」そして一番下の
カードは「島で最も大きな山岳地」を示しています。
ある程度しぼられたら該当するマスにキューブを
配置します。これが1コになったとき、そこにお宝が!
赤プレーヤーはかなりお宝に近い場所にいます。
灰色のお宝がほぼ赤プレーヤーの手中にあると
判断した青プレーヤーは、白色のお宝を出来るだけ
自分の有利な位置に持ってこようと手札をプレー。
ヤシの木は島に3本しかないので、このカードは
かなり在処をしぼり込めるわけです。
結果、白色のお宝の在処候補はこのように。
ここからどこまでしぼっていけるかは自分の手札と
相手の出方次第です。
さて、なかなか1マスに在処が確定しないまま
ゲームは進み・・・
結局、青プレーヤーも協力する形で灰色のお宝の在処確定。
赤プレーヤーが難なくこのマスに到達、お宝ゲット!
宝に到達したプレーヤーはその宝のカード列の一番下に
自分のマーカーを1個置きます。
そして、いよいよお宝獲得♪
宝を表す『お宝カード』。2〜6金の価値のものと
その他に呪いカードが混ざっています。
お宝は“その宝を探すヒントを出した人全員で分配”
つまり灰色のお宝にカードを配置したプレーヤーは
その枚数に応じて配当があるのです。
まずは各々マーカーの数だけ山札からお宝カードを
引いて自分だけ内容を確認します。
今回の場合は赤プレーヤー4枚、青プレーヤー2枚です。
確認したらそれらを回収し、さらに山札から2枚
追加して全て伏せたままシャッフルします。
計8枚となったお宝カードを上から1枚ずつめくり、
各プレーヤーはそのカードを獲得するかしないかを
選択していきます。
誰も取らなかったお宝カードは捨て札に。
最後に余ったカードもやっぱり捨て札です。
最終的に獲得できる枚数は自分のマーカーを置いた数
だけなので、事前に自分だけが確認したお宝の価値に
よってめくられたカードを獲得するかどうか悩みます。
「自分が見たお宝はショボかったけど、もしかしたら
もっと高価な宝が入ってるかも・・・」
「凄いお宝を見た!あれが出るまで他は取らない!」
しかし、ここで恐いのが“呪いカード”の存在。
もしこのカードがめくられたらカードが何枚残って
いようが、宝の分配はその時点で終了!
全く収穫なしに終わることもあるのです。
こうして無事お宝が発見され、宝の分配が済んだら
島に点在する3体の石像をそれぞれ60度回転!
石像の目線を一直線に辿った海岸に『アミュレット』が
出現します。
このアミュレットは、4WDをそこまで移動させると
獲得することができ、使用すると手番を連続で行えたり、
マップ上のキューブを1コ除外できたりと様々な
特殊効果を発揮できます。
このゲーム、かなり気に入ってしまったせいで
ついつい写真をいっぱい撮ってしまいました・・・
ルールとテーマの調和が素晴らしい傑作!
人数を問わず、全ての行程でプレーヤー同士の
絡みがあるところが特に良いですね。
時に協力して宝の在処を突き止めたかと思えば、
「森林にはありませ〜ん!」などと言って誰かの
思惑を否定するカードを出すのも気持ちいい(笑)
4WDで島中を疾走し、ライバルとの協力と競争、
神秘の石像とアミュレット・・・
トレジャーハンティングモノの醍醐味を詰め込んだ
今一番のオススメゲームです!
by samune_3
| 2009-12-08 17:59
| ボードゲーム