アンギャルド
2009年 12月 22日

前回に引き続きクニツィア作品『アンギャルド』。
艶やかなコマの姿が表すとおりフェンシングを題材にした
2人用対戦ゲームです。
これまた非常にシンプルで手順も簡単ながら、なんとも
たまらない駆け引きが楽しめる人気タイトル。
それもそのはず、このゲームはドイツフェンシング協会の
推薦ゲームにも認定されているのです!

【2人用/プレー時間:約30分】
1993年に発表された今作はその後複数のメーカーから
デザインやタイトルを変えつつ発売されてきました。

Board Game Geekのサイトから拝借した旧作の写真。
この上なく簡素なコンポーネントですが、システムが
優れているゲームはどのような形態でも評価されます。
ただ、僕のような見た目から入る人間の場合はこの
旧バージョンだったら買ってなかったでしょうね(笑)

リメイクされたコンポーネントはさすがに豪華♪
シルバーとブラックの金属製コマ、1〜5までの数字が
描かれたカード、そしてボードはなんとフェルト製!
しかも裏面は滑り止めゴムマット仕様になってます。
数字カードは1〜5までが各5枚ずつあります。
これをシャッフルし伏せて山札にしたら各自5枚ずつ
取って手札とします。

自分のコマを決めてそれぞれボードの両端のマス目に
配置したら準備完了。
手番では
■カードを1枚出して数字の分だけ前進or後退
■相手との距離が一致する数字のカードを出して攻撃
上記のいずれかを行ったあと手番の最後に手札を再び
5枚になるよう山札から補充して終了。
出されたカードは捨て札になりゲームから除外します。
基本的にはこれだけです。

攻撃された相手は手札から同じ数字カードを出せれば
防御成功で攻撃を無効にできるのですが、無ければ
攻撃側に1ポイント入ります。
防御に使ったカードは捨て札となり、その上これは
自分の手番ではないので手札の補充はナシ!
防御した側は次の手番の開始時、通常より少ない枚数で
プレーしなくてはなりません。
ここまでだと「結局手札の運だけじゃん」と思えますが、
実は同じ数字カードを複数枚出すことでより強力な攻撃を
仕掛けることができるのです。防御方法も同じく複数枚。
例えば『3のカードを2枚』出して攻撃した場合、相手は
『同じ枚数で数字の合計が同数』になる組み合わせが
出せれば防御成功となります。
つまり『3と3』はもちろん『4と2』『5と1』でもOK。
しかし、これが3枚攻撃となると・・・

前述したとおり各数字は5枚ずつしか入っていないので
非常に防御が困難、あるいは不可能になってくるのです。
相手の手札の内容はわからないまでも移動や攻撃に使用
された捨て札をカウントしていれば、もう出てこない
数字と枚数がだいたいわかってきます。
安全な距離(6マス)を保ちつつ、いつ仕掛けるか?
一気に詰め寄って複数枚攻撃で畳み掛けるか?
どちらかが1ポイント取ったらラウンド終了。
コマを両端に戻し、カードもリセットしてリスタート。
先に5ポイント取った方が勝利です。
フェンシングというテーマとシステムが見事に調和。
たった25枚の数字カードでここまで熱い駆け引きを
演出するなんて、恐るべしクニツィア(笑)
by samune_3
| 2009-12-22 15:22
| ボードゲーム

