ポートベローマーケット
2010年 04月 14日
ボードのデザインに一目惚れして、ろくにルールも
調べずに衝動買いした『ポートベローマーケット』
その名のとおりロンドン・ノッティングヒルで週末に
開かれる大きな露店市場をテーマにしたゲーム。
とにかく見た目とテーマが良すぎます!
これなら少しぐらい面白くなくたっていいやって
気持ちで買ったんですが、フタを開けてみれば
重すぎず軽すぎず、非常に遊びやすい秀作でした♪
マーケットの風景を描写したパッケージ。
手前で睨みをきかせているのは警官の“ボビー”
ゲーム中でも重要な役割をするキャラです。
まずは各自、担当する色を決めたら露店をあらわす
“スタンドコマ”を受け取ります。
(2人プレーなら30個・3人なら20個・4人なら16個)
そして、人型の“お客コマ”を付属の袋に入れます。
お客コマは灰色の“サクラ”とピンク色の“市民”
各5個ずつを袋の中でシャッフル。
もう一種、黒色の“貴族”コマが1個あるのですが
これは袋には入れずボードの脇に置いておきます。
さらに各自“日よけボード”を受け取り、2・3・4の
数字が書かれた“時計タイル”を写真のようにセット。
ボードにはお客コマによる得点計算も記載されてます。
スタートプレイヤーを決めたら、その右隣の人が
“ボビーコマ”をボード上の任意のボビーマークに
配置します。これで準備完了。
手番では“スタンドの配置”と“お客の配置”を
そのとき使用する時計タイルに書かれた数字分だけ
自由に組み合わせて実行できます。
スタンドコマはボビーが居る区画に“隣接する路地”の
マスにしか配置することができません。
ボビーを別の区画に移動させるには状況に応じて
得点を支払ったりせねばなりません。
お客コマは袋からひとつ取り出し、各路地の端にある
“広場”に配置。これはどこの広場でも置けます。
進めていくと、例えばこのような状態になります。
路地のマスが全て埋まり、さらに路地の両端の広場に
お客コマが配置されたら得点計算。
まずは屋根に書かれた数字を足します。
写真だと赤は3+2で5点、黄は1+1+2+3で7点。
そこへ前述した日よけボードに書かれている
お客コマの得点計算が加わります。
これによると“市民”と“サクラ”が配置された
路地は×2となっているので、この路地から算出
される得点は、赤10点、黄14点となります。
見てのとおり、広場には複数の路地が繋がって
いるので、お客コマを上手く配置できれば一気に
大量得点も狙えます。これが決まると気持ちいい!
もうひとつの得点方法が“時計タイルの配置”
1回の手番全てを使って任意の“区画”に自分の
時計タイルを置き、隣接する路地にある自分の
スタンド数にタイルの数字をかけて得点できます。
これには路地の埋まり具合・お客コマの有無は
関係ありません。写真だと赤が一気に36点獲得!
かなり強力なのですが、一度使った時計タイルは
当然使い切りで、その後の手番のアクションにも
使用できなくなるのでタイミングが重要です。
マップ上の広場は計11カ所。
10カ所の広場が市民とサクラで埋まった時点で
最後に空いた広場に“貴族”が配置されます。
日よけボードを見ていただければわかるとおり
貴族は非常に大きな得点をもたらすお客様♪
しかもゲーム終了時、貴族コマに繋がる路地に
限ってはスタンドが埋まってなくても得点できる
という大盤振る舞い!
終盤はどこに貴族を招くかの駆け引きが熱いです!
誰かが全てのスタンドコマを置いたらゲーム終了。
運の要素は袋から取り出すお客コマくらいなので
考える要素は色々とありますが、実際プレーして
みると意外なほど軽く、プレー時間も40分程度。
とにかく大量得点が爽快でサクッと遊べるので
終わったあと思わず「もう1ゲーム!」と言って
繰り返し遊んでしまいました♪