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B型デザイナー・タカの趣味日記


by samune_3
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プリンチパート【その2】

プリンチパート【その2】_c0210371_10115296.jpg

前回に引き続き『プリンチパート』のご紹介。

手番では、以下の3種類の行動の中から“2つ”まで
自由に組み合わせて実行できます。

■手札のカード1枚を使用してアクション
■手札のカード1枚と場のカード1枚を交換
■ストックから恩恵コマを1つ取り教会へ






プリンチパート【その2】_c0210371_10195581.jpg

各プレイヤーの手札は、つねに2枚。
場には山札から5枚のカードがオープンされて1列に
並んでいます。(3人だと6枚、4人だと7枚)

カード上段のアイコンがアクション効果。
見たまんまなんですが、例えば左のカードなら
「いずれかの組み合わせでストックからコマ2つ獲得」
右は「貯蔵している食料コマを消費して邸宅を建設」


そして重要なのが、イラストの両角に付いてるマーク。
これは『交換シンボル』といって、このマークがある
カードはアクションを実行した直後“必ず”場のカードと
交換しなければなりません。
(このときの“交換”は手番の行動には数えない)

つまり、交換シンボルのないカードは使ったあとも
手札に戻るので、手番の行動を1つ消費して“交換”
しない限りずっと手札に残り続けます。


プリンチパート【その2】_c0210371_10532813.jpg

場の山札は、進行に合わせて3つに分けられています。
(1年目・2年目・3年目)

手番の最後に、場にオープンされている5枚のカードの
左端1枚が捨て札になり、以降1枚ずつ左に移動させて
空いた右端に山札から新たに1枚オープンして手番終了。

捨て札になったカードは当然ゲームから除外されるので
実行したいカードが場の左端にある場合、交換を使って
救出することも必要になってきます。



では、ざっくりとアクションカードの紹介。
プリンチパート【その2】_c0210371_1173758.jpg

ストックから食料や資金コマを獲得できるカード。
ただし、自国の農場や銀行の保管数をオーバーした分は
獲得できないので注意!


プリンチパート【その2】_c0210371_11151187.jpg

コストを払ってタイルを配置する建設系のカード。
野原・農場の建設には資金が、邸宅・銀行には食料が
必要なので、結局どちらもバランス良く伸ばすのが吉。


プリンチパート【その2】_c0210371_1120569.jpg

資源を生み出す収穫系のカード。
自国の野原からは食料、邸宅からは資金を1カ所につき
1コずつ産出できますが、このときもコマを保管できる
場所を確保してないと溢れた分は無効になります。


プリンチパート【その2】_c0210371_1125171.jpg

最も手っ取り早く得点を獲得できる文化系カード。
絵画・記念碑・図書で、それぞれ必要な材料が絶妙に
設定されています。
同じ種類のタイルでも得点が異なってるので数少ない
高得点タイルは早い者勝ち!


プリンチパート【その2】_c0210371_15132682.jpg

そして、面白いのが軍事力系のカード。
カタパルトは、コストを払って一度に配置できる数は
1個か2個ですが、傭兵と民兵は好きなだけ配置可能!

しかし前回書いたとおり、傭兵は資金・民兵は食料を
与えなければマイナスになるので、自国の産出量と
軍事力のバランスを考えないと数が仇になることも。




プリンチパート【その2】_c0210371_15322465.jpg

1年目、2年目、3年目のカードの山札が尽きたとき
“軍事得点計算ラウンド”になります。
互いの総軍事力を比較し、表に従って得点計算。
2人プレイの場合は1位が5点、2位が0点。

さらに2年目と3年目の山札に“軍事得点計算カード”が
1枚ずつ紛れ込んでいて、突然計算ラウンド発生!
こうしてゲーム中に計5回、軍事力を比べるのです。

軍事得点を計算したあと、傭兵と民兵に配置されてる
コマは全てストックに戻されてしまうんですが・・・
ここで何と兵士を好きなだけ解雇することもできます。



3年目の計算ラウンドを行ったらゲーム終了。

プリンチパート【その2】_c0210371_1544174.jpg

書き忘れてましたが・・・スタート時、各プレイヤーに
それぞれ様々なボーナス点が書かれた『目標カード』が
2枚ずつ配られています。

左「記念碑&絵画のペア1組につき2・5・8点」
右「自国の野原+農場の合計から6引いた数を得点」

この目標達成に注力しすぎても上手くいきませんが
目標は終了まで非公開なので、相手の動向から目標を
予想して邪魔するプレイもある程度は有効かも。



プリンチパート【その2】_c0210371_15584089.jpg

最後は、軍事得点計算ラウンドで獲得した勝利点紙幣と
(赤いのが封入されてなくて未だ手元にない紙幣(泣))
自国の文化タイル得点、目標カード達成のボーナス点を
合計して勝敗を決めます。




プリンチパート【その2】_c0210371_1633934.jpg

早速、嫁さんと対戦!

見た目からしてボードはコンパクトだし要素も大きく
分けて4つだけ。それぞれの関係性も明解で全体的に
非常に入り込みやすく好印象。

使うと強制的に交換になるカードと手元に残せるけど
手札はたった2枚だから、いつか手放さなきゃいけない
カードのやり繰りが苦しくも楽しい♪
モタついてると場はどんどん流れていっちゃうし・・・

序盤から盛大に兵士を雇用する嫁さん。
さすがに多すぎて養いきれず(笑)マイナスを出して
1年目の軍事力こそ僕が勝ちましたが、2年目からは
交換シンボルのないカタパルトカードを保持し続けて
着々と軍備を機械化!

僕もカタパルト建てたいがカードが出てこない(汗)
それならばと文化の発展に着手するも、文化タイルは
まとまった数の資源が必要で、その保管場所の建設が
追いついていかない・・・

結果、全ての要素をバランス良く発展させた嫁さん
64得点で勝利!・・・チグハグなタカ公国45点。


ひとつひとつのシステムや要素は、どこかで見た
感じで新鮮味こそありませんが、終始スムーズに
進行していき、要所要所でのジレンマもバッチリ♪
ボリュームも適度な優等生ゲームだと思います。

拡大再生産系にしては、あまり場所を取らないし
インストも楽なので、意外と初心者に向いてるかも
しれませんね。
by samune_3 | 2011-10-18 17:06 | ボードゲーム