遺言
2012年 02月 09日

〜亡くなった叔父からの遺言〜
まず親類それぞれに一定の額を与える。そのお金を最も早く
使い切ることができた者だけに残りの財産を全て与える。
こんなトンデモナイ設定で始まるゲーム『遺言』
テーマのインパクトとBGGにアップされてた和訳を読んで
非常に期待していたタイトル♪
【2〜5人・プレイ時間約60分】

パッケージには、亡き叔父さんの遺影を傍らに豪勢な暮らしを
するプレイヤーの姿・・・
しかし、よく見ると背景の屋敷は窓ガラスが割れてボロボロ。
所持金の多さで勝負するゲームは多々あれど、減らすことを
競争するなんて聞いたことないので、かなり新鮮(笑)
プレイヤーは叔父さんから与えられた「70金」をいかに早く
使い切って破産するかを競います。

各自手札を持ってのカードプレイがゲームの基本。
そのカードは、豪遊したり不動産投資したりと庶民の日常とは
少々趣のちがう散財アクションが目白押し!
カードに描かれているコインマークの数字は全て「出費」を
表しているのです。
ルールブックの「どこかの政府と違い、プレイヤーは持ってる
お金だけを支払えます」ってな一文がステキ♪

(ピンボケまくりでスミマセン…カメラ欲しい(泣))
中央がメインボード。その上には種類別のカードの山札。
下は各プレイヤーの個人ボードで、カードを配置するスペースが
5つ描かれています。
カードは大きく分けて4種類。
【イベントカード】

白色の枠のイベントカードは1回きりの使い捨て。
このゲームはラウンドごとにアクションポイントを消費して
行動していきます。カードのAが必要なポイント(以下AP)
左端のカードを使えば「1AP消費して3金出費」
中央だと「2AP消費で4金、3APなら6金、4APなら9金・・・」
右のは「2AP消費で4金出費」に加えて、女性同伴者がいれば
追加で3金出費できるカード(同伴者については後述)
【不動産カード】

不動産カードは、個人ボードに“建設”する建物で、建てる
費用はカード左側の紙幣アイコンで示されています。
アイコンの一番上の金額を支払って建設したら、その額に
木製マーカーを配置して“現在の不動産価格”を表示。
右上のコインマークが表している出費は“建物の維持費”で
この維持費を1ラウンドに1回支払うことができるのですが
支払わなかった場合“不動産価格が1ランク下落”します。
このゲームの目的は「いかに出費するか」なので、常識とは
反対に「不動産は高く買って安く売る」のが基本。
スタート時の所持金は70金。だったら高価な不動産を数件
建てればアッという間にクリアか?というとそうではなく
不動産は資産なので所持している限り破産できません。
つまり、どこかで全て売却しないと勝利できないのです。
維持費はコンスタントに出費できますが、支払うと建物の
状態は維持され不動産価値が下がらないという、なんとも
妙な感覚のジレンマ(笑)
不動産カードも同伴者で維持費の額を上げられます。
【助力者/浪費カード】

その名のとおり、金づかいの荒い友人やペテン師たちが
プレイヤーの浪費を手助けしてくれます。
助言者には様々な特殊能力があって、例えば通常だと
手札は次ラウンドに2枚までしか持ち越せないところを
4枚に増やしたり、特定の建物の維持費を増やしたり、
ラウンド中に使えるAPの上限を増やしたりできます。

使い捨ての白枠カードと違い、黒枠カードは1AP消費して
個人ボードに配置。その後1ラウンドに1回効果を発揮。
カードを下にズラすことで使用したことを表します。
左の馬車のカードなら、まず1APでボードに配置したら
その後はラウンド毎に1AP消費して3金出費できます。
右のカードのコインマークにはAのアイコンがないので
一度配置したらAPを消費せずラウンド毎に1金出費可。
さらに特殊効果で手札の上限が4枚になります。
【同伴者カード】

女性、コック、馬、犬の4種類の同伴者たち。
これらを用途に合わせて他のカードと一緒に使用すると
出費を上げることができます。
同伴者カードも使い捨てですが、不動産カードと一緒に
使うと、1AP消費で不動産カード上にマーカーが置かれ
同伴者の効果を継続させることができます。
これらのカードは、ラウンド開始時にメインボード上の
指定されたスペースに置かれています。

メインボードには、何ラウンド目にどの種類のカードを
どのスペースに配置するかの指示が記載されているので
それぞれの山札の上から1枚ずつ置いていきます。
ラウンド終了時にボード上に残ってるカードは捨て札に
なり、全て一新されます。
各ラウンドは【計画フェイズ】からスタート。

スタートプレイヤーから順に、自分の計画マーカーを
任意の砂時計の上に配置。
砂時計は、このラウンドでの行動の上限を表していて
上から「手札として引けるカードの枚数」「使用できる
下男コマの数」「使用できるAP」です。
見てのとおりそれぞれの数値はかなりバラバラ・・・
全員がマーカーを置いたら左の砂時計から処理。
まず数字で示された枚数のカードを山札から引きます。
4種類の山札から任意の組み合わせで引けます。
続いて、下男コマを使って【お使いフェイズ】

シルクハット型の下男コマをメインボード上に配置して
カードやアクションを獲得します。
配置する順番も砂時計の左の人から1個ずつ。

「不動産市場」に置けば、不動産価格を操作。
各種建物の売買価格にこの数値分の補正が加えられます。

青色の下男コマが置かれているのは「拡張ボード」
個人ボードのカード配置スペースを1つ増やせます。
その他に「追加カード1枚獲得」と単純に2金出費できる
「オペラ鑑賞」があります。
カード獲得もアクションも下男コマを配置したら即実行。
下男コマを処理したら最後に【アクションフェイズ】
各自砂時計で示されたAPの範囲内で、前述したとおりに
手札からカードを使用して散財を楽しみましょう♪

テーマを聞いて嫁さんもかなりの食いつきぶり。
ワクワクして対戦を始めたのですが、子どもの寝付きが
悪く、残念ながら途中で終了となってしまいました・・・
しかし、プレイ前は「稼ぐんじゃなくて散財するってのは
ちょっと感覚が狂うかな?僕は得意だけど(笑)」なんて
心配もどこ吹く風。誰しもお金使うのは大好きなんです!
カードの引き運も多少はありますが、計画フェイズでの
砂時計選びが非常に悩ましく、手札持ち越し2枚の縛りが
あるからパーッと散財したいんだけどAP足らなかったり。
逆に複数の同伴者を引き連れて盛大に豪遊できたときの
気持ち良さといったらもう♪
カードをはじめとする全体のアートワークが素晴らしく
優雅でちょっと怪しい雰囲気が抜群!
最初の所持金の設定額を変えることで時間調整もできて
難解な処理も皆無なので、非常に遊びやすいタイトル。
まぁ、何よりもとにかく散財が楽しいのです♪
by samune_3
| 2012-02-09 12:04
| ボードゲーム

